アングラーズレポート
2024.04.15 海
フィールドテスター 安藤大相
「チヌ釣りのつもりが嬉しいクロゲット!」
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去る3月30日(土)。釣友でありTFT九州の仲間である矢野昌俊君、高橋鯛企君と釣り道場と平戸・宮ノ浦に釣行したのでレポートします。
平戸・宮ノ浦はご存知の通り、古くから釣り道場と言われ、各メーカーやファングループの大会会場となる事も珍しくない。言わば西九州を代表する磯釣りスポットとして名高いエリアだ。
今回は春チヌ(黒鯛)の無垢な引きを楽しみたく、本命をチヌに設定する。宮ノ浦と言えばクロ(メジナ)をイメージしている方がおられると思うが阿値賀島を始め、チヌ釣りのポイントも数多く点在するホットエリアである。
午前4時出港の「マリンエキスプレス丸銀」に乗船し、柴山伸幸船長に私の希望を伝えた。矢野君と高橋君はどちらかと言えばクロ釣りが希望であったが、私に付き合って狙いをチヌに設定してくれた。感謝である。
マリンエキスプレス丸銀は志々岐崎周辺を目指すが生憎、先客がいたので宮ノ浦港方面に戻って中の島の「砂ツキ」に案内してくれた。
上礁後、仕掛け・マキエをセットし、夜明けまでカップラーメンを食しながら釣り談義。午前6時頃にようやく明るくなったので、海に向かって中央付近に釣り座を構えて実釣をスタートする。
仕掛けは0.8号のチヌ竿に、あらかじめリールにセットしてきた視認性と強度に優れる「銀鱗®スーパーストロング エックス・オー 1.5号」に、3Bのウキとストッパーを入れ、ハリスは直進性としなやかさを携えた「トヨフロン®スーパーL・EXハイパー 1.2号」を2ヒロ弱取って直結した。
針はチヌ針の2号を結んで準備完了。餌は生のオキアミ、半ボイル、加工オキアミ、自家製のむき身、トウモロコシの五種類を持ち込んでおりローテーションしながら様子をみる事にする。
足元にマキ餌を10杯ほど入れて餌取りを集め、約8m沖のシモリ付近に本命用のマキ餌を3杯打った後、仕掛けを投入すると何と1投目で強烈なアタリに見舞われた。これは想定外で一瞬の油断で先手を取られる。
結果、一直線にシモリに持ちこまれて痛恨の針外れとなった。
その後、手の平から30cm級のクロがコンスタントに釣れ続き、クロの引き楽しむ。しかし今回の目的はチヌだ。クロがアタっているタナを突破すべくハリスにガン玉を追加して仕掛けを一気に海底に落とす作戦を取る。
暫くするとウキが心地よく海中へ。かなりの重量で0.8号の竿とあってより慎重にやり取り。焦らずゆっくりとあげていき待望の50オーバーのチヌと思いきや、玉網に収まったのはクロ(クチブト)であった。
対象魚ではないものの丸々と肥えたクロは嬉しい1尾であり、計測すると46cmの大型であった。
その後は南からの風が強くなり、船長の勧めで瀬替わりとなったが次に案内されたのは、頭ケ島の「正月カブセ」である。
ここでは矢野君、高橋君が流石の腕前で良型のクロを連発させ、3名ともにクロの釣果に恵まれ、磯釣りのメッカ・宮ノ浦にて大きな満足感に包まれた。
船長によるとクロ・チヌは今後も有望とのこと。次回も東レのラインで宮ノ浦に挑戦したい。
タックルデータ
竿 | チヌ竿 0.8号 | |
---|---|---|
道糸 | 銀鱗®スーパーストロング エックス・オー 1.5号 | 購入する |
ハリス | トヨフロン®スーパーL・EXハイパー 1.2号 | 購入する |
ハリ | チヌ針 2号 | |
エサ | 生オキアミ、半ボイル、加工オキアミ、自家製のむき身、トウモロコシ |
【取材協力】
丸銀釣りセンター:0950−29−1006(平戸市野子町宮ノ浦)
フィッシングなかはら今宿店:092-807−5082(福岡市西区)