アングラーズレポート
2024.07.18 海
フィールドテスター 土谷賢太郎
「信頼ある細糸でグレと対峙」
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6月某日に和歌山県は串本町紀伊有田の沖磯に釣行した。狙いはこの時期の定番梅雨グレだ。
当日は松村渡船にお世話になり、釣り仲間と磯に上がった。釣り開始まもなく撒き餌に波紋が現れ期待に胸を膨らませるが、その大半は外道であるイスズミであった。
しかし、30分を経過したあたりから、イスズミに混じって30cm前後の尾長グレが乱舞し始めた。ハリスは「トヨフロン®トーナメントガイア 2号」を使用しているが、サシエを警戒して見向きもしない。
私は普段からあまりハリスを細くしないため、撒き餌の撒き方や仕掛けの投入を工夫し、ハリスは「2号」から落とさなかった。
ところがいろいろなパターンを試してみても、良型のグレはなかなかサシエを口にせず、思い切ってハリスを「トヨフロン®トーナメントガイア 1.2号」に変更した。
ハリスを細くすることで今まで使っていたものより細軸のグレバリを使用することができ、サシエの落ち方をよりゆっくり演出することができると思ったからだ。
すると、今まで出なかったあたりが連発し、浅いタナで横方向へのアタリが出た。瞬間的に掛け合わせると、竿を気持ちよく絞り込む引きで上がってきたのは尾長グレであった。
このエリアでは遠投浅ダナの釣りがメインとなるため、道糸は軽い力でよく飛ぶ「銀鱗®SSブラックマスター®エクストラ 1.5号」を使用し、1日を通じてストレスのない釣りを試みた。
結果的に細いハリスと手返し重視の遠投により2桁の本命を手にすることができた。
この日、最大の尾長グレは40cmにわずかに届かない大きさであったが、引きも強く、細ハリスでスリリングなやりとりが楽しめた。
水温が高い時期でも稀にサシエを見切って針がなかなかかからない状況もあるので、そういう時こそ信頼のおける細くて強いハリスを信じた釣りの展開も必要だと感じた。
このような経験は、いつかトーナメントでも役に立つ時が来るかもしれない。しばらくは暑い天気が続くが、熱中症に気をつけて磯に通いたいと思っている。
タックルデータ
道糸 | 銀鱗®SSブラックマスター®エクストラ 1.5号 | 購入する |
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ハリス | トヨフロン®トーナメントガイア 1.2号 | 購入する |