アングラーズレポート
2024.07.11 海
フィールドテスター 宮原 豊
「和歌山県勝浦 第8回T杯グレ釣りトーナメントレポート」
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有田磯凪会で同じクラブでフィールドテスターの戸田さんが、2017年より毎年恒例となった、第8回T杯グレ釣りトーナメントが、今年も6月23日に和歌山県勝浦の磯を舞台に清丸渡船さんにお世話になり開催されました。
主催者の戸田さんが和歌山の磯を舞台に、関西のグレ釣りの釣技向上と若手育成を目的に、グレ釣りトーナメントのルールやマナーを学び釣技向上として、毎年この時期に開催されています。
参加者は関西の東レフィールドテスター多数含め、各大会のトーナメントで上位入賞をされている選手に声掛けし、関西の若手トーナメンターを含め強者が勢揃いする大会です。私もこの大会には、毎年「大会競技委員長兼事務局」として、選手でも参戦させて頂きました。
この今年の和歌山勝浦の磯は、海水温が23度と高めで梅雨グレスタート時期でもあり、40cm前後の尾長グレが結構釣れる事で、大会開始前から各選手はラインチョイスに結構悩んだようです。
大会当日は、梅雨入りの前線の影響もあり、3人枠のトーナメント方式では、沖磯が一部使用出来ない予想と安全第一を考慮し、船長と相談し湾内磯で開催となりました。
大会は、湾内磯を考慮し、トーナメント方式で、初戦は3時間で3人枠と2人枠で規定寸無しの10匹重量での競技となりました。
初戦は、3人枠で3時間で1時間ハーフ、準決勝は、3人枠で2時間、、そして決勝は、3人枠で2時間、全て規定寸無しの10匹重量でのルールで開始です。
参加者は今回23名で、参加クラブの参加人数が多いクラブは初戦に当たらない工夫を行い、朝抽選で対戦相手が決定し、前日までの釣果で船長にベストの磯を振り分けて頂けました。
初戦は2人枠が1枠ありましたが、ほとんどが3人枠で3時間1時間交代での試合です。
初戦の使用磯は、「中の島A」「中の島B」「鶴島カベ」「乙島 カド」「伝五郎」「丸島」「福井のハナ」「福井の丸島」「ラクダ」の9か所です。私は、抽選で2番クジ引いて、「中の島A」にて、名手の「藤木さん」「原田さん」と1試合目から厳しい試合でした。
当日のタックルとしては、今一番私の釣技を最高に引き立てくれる道糸として、「銀鱗®スーパーストロング ブラックマスター®エクストラ 1.5号」に、ハリスはグレのサイズが25cm前後の尾長グレ有りと判断し、「トヨフロン®スーパーL・EXハイパー 1.2号」を2ヒロチョイスし、スタートです。
最初の1時間は結構木っ端グレの活性は予想以上に悪く、規定寸無しルールですが、予想以上に数が出ない状況です。
次の1時間は、食い渋り始めたので、ハリスを信じて「トヨフロン®スーパーL・EXハイパー 1.0号」に変更し、1.5ヒロとして小さ目の針に当たりウキ付けて小当たりを取る事に成功し、この試合は何とか7匹で勝ち抜けさせて頂きました。「1号」ハリスに助けられた実感です。
1回戦が終わり全員港に戻り、皆さんの検量を行い、ここでベスト9が決定です。
初戦では「鶴島のカベ」が予想通りに良く釣れていました。負けた方は、毎年恒例の大物賞を狙って沖磯に再出船です。
準決勝は、1回戦で一番数が出た磯「中の島A」[鶴島カベ]「伝五郎」として、決勝戦に「福井の丸島」を最後に残す事に決定。
私は、次の対戦相手は「大霜さん」「上田さん」で、「中の島A」に磯上がりです。私的には、先補と同じ磯ですが、少し磯を休めたので、状況の変化に期待です。
ここでのタックルは、少しは活性が上がる事を信じ、最初からハリス「1号」でなるべく早めに木っ端グレを10匹揃える作戦で挑みました。
この作戦がはまり最初に1時間で10匹揃いその後は、サイズアップを狙いここでもラッキーな事に、10匹揃え勝ち上がりです。
久しぶりの決勝戦進出です。
対戦相手は、「小出さん」「梶原さん」といつも上位にくるメンバーで、「福井の丸島」での2時間での40分ハーフでの競技です。
ここ「福井の丸島」は、湾内磯でもサイズが期待出来る場所なので、ハリスを再度「トヨフロン®スーパーL・EXハイパー 1.2号」に戻し、試合開始です。
私の最初のポイントでは、足元に木っ端グレが無数あるので、10匹をまず狙い足元で数を釣り始めた頃、「小出さん」は、少し遠投気味で私よりサイズがいい感じだったので、私もサイズアップを狙うが、中々伸びない状況。
最後のクールの船着きで、ようやくパターンに入り追い上げましたが、時間切れとなりました。
見事優勝は、東レテスター「小出さん」【10匹・2,170g】おめでとうございます!
私は、【10匹・2,060g】で惜しくも「準優勝」となりました。久しぶりにいい試合が出来て満足です。
「小出さん」はハリス「トヨフロン®スーパーL・EXハイパー 1.0号」で頑張ったそうです。
初戦で敗退した選手は、沖磯「山成」で、10時~14時までですが、40cmオーバーが2匹も出て、見事大物賞は、「大前さん」が松の下で見事43.5cmを仕留めていました。
大会主催の戸田テスター及び大会運営に協力して頂いた清丸渡船さんありがとうございました。
海水温が23度を超えはじめ、尾長グレに期待が出来るここ勝浦の磯は、今年も狙い目だと思いますので是非今がチャンスです勝浦の磯にチェレンジして下さい。