アングラーズレポート
2024.07.30 バス
フィールドテスター 村上明生
「チャプター琵琶湖 第5戦 東レ・ソラロームカップ 参戦レポート」
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梅雨入りしても晴れ間が続き、今年は空梅雨?と思いきや、突然の集中豪雨で河川の水位は一挙に増えて、魚のポジションもコロコロ変わり、勝手知ったる琵琶湖でも、中々、キチンと当て込むことが難しい状況です。
そんな最中に開催された琵琶湖チャプター(東レ・ソラロームCUP)参戦してきましたので、レポートします。
<前プラ>
7月6日(土)南湖:水温23.1℃ 放水量(全開)300m3/s 水位-18cm 天候:晴
週半ばにゲリラ豪雨があり一挙に水位が上昇し全開放水。水温も下がり、この時期としては低い23度(例年25度はあります)。
南湖北部は北からの冷たい水が流れ込み、先週まで魚が濃かったチャンネルラインから魚はミディアム、そしてシャローへと移動してしまっている感じ。ならば真反対の、水温がまだ高いであろう南湖南部を見ますと、確かに水温は北部より高く24度はあるのですが湖流が強すぎて、殆ど川状態。。
こう言う強い流れがある状態は琵琶湖のバスは凄く嫌がるんです(経験値より)。
はい、南部見切ります。
で、限られた前プラ時間で焦点したのは南湖中部(下物)。多くの方はチェンネルに絡むウィード、若しくは隣接した浚渫を叩いている感じ。私は増水からシャローに移動しフラットで捕食しながら回遊しているであろう大型の個体を巻物で獲っていく、そんな展開です。
クランクでも良かったのですが、魚探を見ると意外にもベイトの束が良く映る事から、擬態化優先でアラバマシングルフックをチョイス。フラットにある単発海老藻を見つけては投げる感じで手早くサーチ。
南湖北部、南部を見て回り、出船も8時過ぎと遅かったのも相まって、時間は既に11時。
太陽もほぼ真上で、巻物には厳しいかな。。と思いつつ、1時間ほど巻くと、ツン!っと軽いバイトがあり、疑い半分でガッツリ合わせると写真のロクマル(3,500g)!
大型が徘徊している事からエリアは良いって事なので、エレキで流しながら同様に単発海老藻が現れたら投げるを繰り返すこと1時間(基本バイトは遠いです)。同じく軽いが、固い突くようなバイト。こちらもキチンと合わせて上がってきたのは、ロクマル(3,300g)。
出来過ぎな展開。しかもノーマークエリア。前プラと言う事を忘れ嬉しくなってしまい、もう1本、釣りたいよな~で、投げると、あっさりと58cm(2,900g)がヒット!
<試合当日>
7月7日(日)南湖:水温24.5℃ 放水量250m3/s 水位-12cm 天候:晴
早朝から気温はグングン上がり、今夏最高気温37度を計測。水門も全開から少し閉めて250m3/s。最終戦なので参加者も多い。しかし皆さん口々に、バスが消えたと。。
タフコン必須でスタートし、一目散に昨日のエリアに入り、はやる気持ちを抑えつつ、アラバマシングルフックをひたすら投げまくる。開始30分、昨日同様に軽いバイト!
しっかり合わせてランディング。2,000gを幸先良くゲット。もうね。こんなに直ぐに出てくれたら簡単にリミット出来るって思いますよ! それも凄いウエイトでね! そんなハイテンションな状態で投げまくり、あっという間に2時間経過。ノーバイト。。
水門閉めたのが影響している事は、あからさまに判る。しかしね。。プラで出来すぎているから、動けない(移動)出来ないんです。。また他のエリア行っても、何処も「しんどい」状態なのも判っているので、どおせならここで釣り込んだ方が良い。試合中は、そう言う判断になるんです。
太陽は、ほぼ真上、無風に近く体感は40℃以上はある感じ。帰着まで残り1時間って所で、待望の軽いバイト! しっかり合わしバットに重みを感じるが、秒でフックアウト(食いが浅いんですね。。)
相当、凹みましたが、居るには居ると、このエリアに確信が持てたので、高比重計ノーシンカーでスローに誘う展開にシフト。これがね。。す~と巻物で本日やっていたので、スローに誘うのが遅すぎて、効率悪いようで、耐えれないんですよ。
結局、ラスト30分は、またまた巻き倒してしまう始末。ノーバイト。
結果は、過半数がノーフィッシュ。私は早朝の1本に助けられ12位(2,010g)。
優勝も2本のみで5,120g。いや~希に見るタフさですよね。お立ちの方々のコメントを聞いていても、エリアを信じてやりきって何とか出ました、と、厳しい展開だったようです。
今回の私のタックルは、プラから同じく下記の通りです。
タックルデータ
ロッド | 7f (MH) | |
---|---|---|
ライン | ソラローム®エクスレッド 14lb | 購入する |
ルアー・リグ | アラバマシングルフック、5インチシャッドテールワーム 1/16フック3/0 |
ベイトの群れが多いときは、やはりアラバマが功を成すように思います。多くの方が「20lb」クラスを巻くと思うのですが「14lb」で十分、獲れます。切れないですよ! 飛距離も出るし、巻き癖もないし、何より小さなバイトを明確に伝えてくれます。また魚の警戒心も「20lb」と「14lb」じゃ全然、違いますから!
いよいよ盛夏を迎えますが、ウィードが少ないエリアでは、先のようにラインポンド数を相当落としても「ソラローム®エクスレッド」なら大丈夫ですよ! 高比重系のノーシンカーも同じくです。
何よりラインを細くするとバイト数が違ってくるので、今夏のセッティング、今一度、見直してみられては如何でしょうか? またレポートしますね!